2.極断熱のポイント

断熱性能に優れた家は体感温度もアップします。

古い住宅では、寒い部屋の中で足元にストーブを置いたり、こたつに集まったりすることが一般的でした。しかし、このような環境では、健康に関するリスクや寒さがもたらす健康被害が懸念されます。離れた場所やトイレ、お風呂などは非常に寒いため、室内の温度差によって体が「冷え」を感じることがあります。実際に、「冷えは万病の元」という言葉があるように、身体に大きな負担をかける要因となります。さらに、急激な室内の温度差によって引き起こされる「ヒートショック」と呼ばれる現象は、年間約19,000人の死者を出す原因となっています(交通事故による死者数の約7倍に相当)。


以上のような状況が、古い住宅での暖房方法に関連しています。暖房を個別の場所に集中させることや温度差が生じることは、健康へのリスクをもたらす可能性があります。


しっかりとした断熱性能があれば、最低限の冷暖房だけで家中を暖かく維持できます。



Q.冬季の死亡増加率が日本で1番低い都道府県はどこだと思いますか?


正解は「北海道」なんです。

北海道が日本で冬季の死亡率が最も低い都道府県である理由は、断熱性能の高い住宅が広まっており、冬でも室内が快適に暖かく保たれているため、健康被害が少ないからです。一方、温暖な地域では断熱性の高い住宅がまだ普及していないため、冬季において健康被害がより大きくなっているのです。

有名な研究論文(G.J.ハーパー、1961年)によれば、室温を22℃に保ち、湿度を50%に調整することで、インフルエンザなどのウイルスの約96%を撃退できるという結果が示されています。したがって、適切な湿度を維持した温かい住まいでは、家族が風邪をひくリスクが大幅に減少するのです。実際に、喫煙を辞めるよりも、断熱や気密性の改善が健康向上により効果的であることがデータからも明らかです。これらの要素は、住環境において不可欠な要素と言えるのです。


気密が高いと、湿度調整がしやすい


高い気密性を持つ家では、室内の空気が外部に漏れ出すことがありません。これにより、快適な環境で作り上げた空気が逃げることなく保たれるのです。冬季には気密性と加湿器の組み合わせによって湿度を適切に保ちます。一方、夏季には気密性と除湿機が協力し、さらりとした快適な空気を保つことができます。このような環境では、適切な湿度を維持しやすくなり、快適な暮らしと健康な状態をサポートします。


高い断熱性を備えた家は、冷暖房の効率が良く、経済的で健康にも良いことが明らかになっています。これからの家づくりにおいて、高断熱は必要不可欠な要素と言えるでしょう。GU HOMEは、お客様のご家族が住み始めてからもずっと充実した暮らしを送ることができるよう、常に進化を続けてまいります。